日本の桐の特徴

日本の有名な桐は会津桐・南部桐・備後桐です。会津桐の始まりは江戸時代。会津藩藩主の保科正之が産業振興のために桐の植栽政策を出したことがきっかけでした。会津桐は木目がはっきりしていてとても美しく、光沢感があります。木質も強く、その品質は日本一とも言われています。女の子が生まれると桐を植えるという風習は会津から始まったそうです。南部桐の始まり足利の時代でした。遠野南部家が奈良から持ってきた苗を植えたことで南部桐の繁栄がスタートしました。南部桐はほかと比べても木目が太く、淡紫色の光沢をしているため「南部紫桐」とも呼ばれています。下駄の最も適している桐とされ、南部桐の下駄はこの地方の名産品にもなっています。備後桐は桐箱で有名です。桐箱を船枕として利用したのがはじまりでした。宝箱として重用されるようになり、現在では贈答品として扱われています。そのほかに安価で手に入る海外産の桐もありますが、そういったものは国産の桐と比べても光沢感が少なく、本来桐の加工に必要とされるあく抜きを行わずに漂白剤や防腐剤を使用し手間を省いている場合もあります。桐本来の良さを十分に発揮できていないことが多く、注意が必要です。