桐はなぜ家具に使われるの?

桐で作られた家具は最高級品と言われる理由は桐の性質にあります。桐は他の木と比較して優れている点がいくつかあります。

1つめは軽さ。桐はバルサに次ぎ、世界第二位の軽さです。日本でとれる木材の中で最も軽いため、運びやすいというメリットがあります。ただ軽いだけでなくきちんと強度もあります。2つめは防湿性の高さです。桐は湿気や水分を吸収してくれる機能があります。通気性の高い桐は衣服をカビや虫食いから守ってくれるため、衣類を収納する箪笥にはうってつけなのです。3つめは防虫性の高さです。桐はアルカリ性が強く虫がつきにくい特徴があります。4つめは防火性の高さです。桐は熱伝導率が低く、発火点が高いので燃えにくい特徴があります。火事になった際に桐箪笥の外側が焦げていても中に収納していたものがそのまま残っていたという事例もよくあるそうです。5つめは腐りにくさ。桐にはタンニンという防腐剤が含まれているため腐りにくく、桐で出来た家具は長期間使用できるとされています。6つめは伸び縮みのしにくさです。他の木材と比べても収縮や伸長しにくく、隙間のない家具を作ることが出来ます。7つめは材質が均一なことです。桐は歪みが少ないことから加工しやすく、長期間変形せずに形を保つことが出来ます。表面を削れば再生可能なので一生きれいな状態で使うこともできます。8つめは木目の美しさ、9つめは成長の早さです。また、音響性に優れていることから楽器にも使われています。

桐にはたくさんの利点がありましたが一方で欠点も存在します。桐は柔らかいため少しの衝撃でもへこんだり傷がつきたりしてしまいます。さらに元の色は白い桐ですが、長期間の使用や日光に当て続けることで変色してしまう可能性があります。このような欠点があることも頭に入れておいてください。